アキバ住み

いつかは電気街

秋葉原での定期任務「道案内」

時刻は夜23時前。家路を急ぐ私に声がかかる。

「スイマセン、ヨドバシドコデスカ?」

海外からの旅行者らしい、こんな時間にヨドバシカメラに行きたいだって?

身振り手振りで道を教えようと思うも限界を感じ、どうせ帰り道だったのでヨドバシまで案内することにした。

何やら話を聞くとヨドバシカメラにある「JINS」に行きたいとのこと。
え?JINSJINSってあの眼鏡の…?聞き間違いかと思って何度か聞き返している時に別の旅行者がJINSの買い物袋を持っていたらしく「アァ!アレ!」とはしゃぎ出す。ほんとにJINSらしい。海外に人気だったのか…?

ただこの時間、もちろんヨドバシは閉まっている。通じてか通じずかそれでもいいとのことなのでとりあえずヨドバシ前まで引き連れていく。閉まってるシャッターを見てあぁなるほどねという反応をする。
「大丈夫、また明日来るよ」とそこで別れた。ホテルは舞浜らしい。舞浜から秋葉原JINSにまた来るのか…。まぁきっと秋葉原観光に来る時間が遅くなったのだろう。また翌日秋葉原を楽しんだついでにJINSに寄ってもらえればいい。

ということで迷い人を無事目的地まで案内することができました。よかったよかった。実は自分にとってこの案内は三度目の正直でもある…。

秋葉原で道を尋ねられたことは何度もあるのだけど、恥ずかしながら以前2回連続で案内に失敗している…。
失敗1回目は「Electric Town(電気街)ハドコ?」との英語の問を「Electric Tower」(電気塔…ヨドバシカメラのことか…?)と聞き間違えて秋葉原駅からヨドバシカメラ方向(真反対)を教える。
失敗2回目は「スーパーポテト」を探す旅行者を「レトロげーむキャンプ」に連れていくという間違いを犯す。この時までキャンプの場所をスーパーポテトの2号店か何かかと思っていた。(これはとても恥ずかしかった)

普段秋葉原を歩き回っているけど意外と知らないことだらけだったりするのだ。毎日毎日行ってると「今日はあそこのルートはいいか」と端折りがち。道案内の失敗や成功とあまり関係がないけど、なんというかそういう注意深くモノを見る眼みたいなものが失われてしまうのはいけないなと再認識するのだ。

最近の秋葉原はビルの建て替えや店の入れ替わりも激しいのでそれこそ一ヶ月単位で大きめな変化が見れたりもする。良くも悪くも話題に事欠かない場所だから巡回ルートの再構築をまたしようそうしよう。